リチウムイオンバッテリーは携帯電話、モバイル機器充電器だけでなく、電動工具や充電式家電用品、電動アシスト自転車など幅広く製品に使われています。同時に普及拡大とともに、長期使用による劣化が原因で火災が起きる事故が増えてきております。
弊社の製品につきましては、通常のご使用において、安全にお使いいただけますように、一定の安全性を確保した製品をご提供しておりますが、お客様におかれましては、使用上の注意についてのご理解・協力をお願い申し上げます。
ご使用上のご注意
・強い衝撃にご注意ください。
リチウムイオンバッテリーを搭載している製品については、強い衝撃が加わったり、変形したりすると、リチウムイオンバッテリーが発熱、発煙、発火するなど、大変危険な状態になります。このような時は使用を中止してください。
・長期間の使用はお控えください。
長期間の使用により、リチウムイオンバッテリーの経年劣化に加えて、外部からの圧力、衝撃を受ける頻度も多くなることから性能の劣化が生じて、発熱、発煙、発火するおそれがあるため、ご購入から2年以上経過した製品のご使用はお控えいただき、買い替えをおすすめします。
・変形や打痕跡がついた製品は使用しないでください。
製品の本体ケースの外れ、ケースの凹み、変形や打痕跡がついた場合、直ちに使用を止めてください。火災、やけど、ケガなどの原因になります。
・製品から液漏れ、異臭がしたときは直ちに使用を中止し、火気から遠ざけてください。
液漏れした液体に引火し、火災、やけど、ケガなどの原因となります。
・使用・保管方法にご注意ください。
リチウムイオンバッテリーを搭載している製品を使用および保管される場合は、下記の状態にならないようにご注意ください。リチウムイオンバッテリーの性能低下やリチウムイオンバッテリーが膨れる原因にもなります。
・リチウムイオンバッテリーを搭載している製品を充電しながらの使用
・湿度の高い場所での使用や保管・既定の使用環境温度(5~35℃)以外での使用
・既定の保管温度(0~40℃)以外での保管
・長期間、充電されない状態での放置(6ヵ月以上)
リチウムイオンバッテリーの劣化について
リチウムイオンバッテリーは消耗品です。充放電を繰り返すことで性能が徐々に劣化し、場合によってはリチウムイオンバッテリーが膨らむことがあります。
十分に充電しても使用時間が極端に短くなったときや、製品の本体ケースが膨張していたり、本体ケースが浮きあがったりしている場合は使用を止めてください。買い替えをおすすめします。
リチウムリチウムイオンバッテリーについての公的機関からの注意喚起
リチウムイオンバッテリーは、通常お使いになる上では安全性を確保できるよう、設計・製造されているものをご提供しておりますので安心してお使いになれます。
ただし、製品が落下したり、傷ついたり、製品が曲がるほどの外部から衝撃を受けたりすると、リチウムイオンバッテリー内部の電極が短絡することで、急激な発熱を伴う、発煙、発火、破裂事象が発生することがあり、大変危険です。
これは、弊社のリチウムイオンバッテリーを搭載している製品に限らず、一般的なリチウムイオンバッテリーに共通して言えることですので以下の公的機関からも、注意喚起されており、ご確認の上、取り扱いには十分ご注意ください。
・独立行政法人 製品評価技術基盤機構(nite)
「電池による事故」事例をポスターおよび、動画にて紹介しています。以下をご確認ください。
・リチウムイオン電池搭載製品の発火事故事例
https://www.nite.go.jp/data/000116585.pdf
・News Release「モバイルバッテリーは購入時にPSEマークを確認しましょう」
https://www.nite.go.jp/data/000096603.pdf
・1-42-1 リチウムイオンバッテリー1 「リチウムイオンバッテリー搭載製品の事故」(ポスター)
https://www.nite.go.jp/data/000086395.pdf
・1-44 リチウムイオンバッテリー 2 「リチウムイオンバッテリー搭載製品の事故」(ポスター)
https://www.nite.go.jp/data/000096593.pdf
・モバイルバッテリー 「1、リコール製品のモバイルバッテリーからの発火」(動画)
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/17072701.html